2015年08月28日

産業労働常任委員会県外調査3日目

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北九州産業観光センターにて、近代産業の各種資源を活用した産業観光の取り組みを調査しました。
八幡製鉄所は有名ですが、おトイレで身近なTOTOや、明細地図やカーナビやグーグルマップに地図データを提供しているゼンリンも北九州市の企業です。

千里の道も一歩から
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2015年08月27日

産業労働常任委員会県外調査2日目〜燃料電池自動車の可能性



産業労働常任委員会県外調査2日目の午後は、福岡市中部水処理センターを視察しました。

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下水処理の過程で発生するバイオガスから水素を製造する実証実験を、福岡市は九州大学、三菱化工機及び豊田通商とともに行っています。

下水処理の過程で生じるバイオガスの30%は未利用のまま処理されています。ここから水素を取り出すことで資源の有効利用を行う取り組みです。

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燃料電池自動車(FCV)は、水素を燃料とし、ガソリン車と違い排気ガスではなく水を最後に排出するため環境に優しい究極の自動車と言われています。

但し、それは水素を製造する過程で二酸化炭素を排出しないという条件があればです。

現在は水素を作るために化石燃料を用いることも多く、必ずしも燃料電池自動車の利用がカーボンニュートラルというわけではない現状があります。

福岡市の取り組みにおいては、カーボンニュートラル以上に、カーボンポジティブな取り組みであると説明を受けました。

FCVを進める本県でも非常に参考になる取り組みでした。

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千里の道も一歩から
posted by 菅原直敏 at 22:40 | 調査活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

介護・福祉の施設・活動を巡る旅16件目〜健軍くらしささえ愛工房(特定非営利活動法人おーさぁ)〜究極の多機能施設??



熊本県熊本市にある「健軍くらしささえ愛工房(特定非営利活動法人おーさぁ:理事長小笠原嘉祐)」を視察しました。

施設内を見学し、理事長、施設長及びキャリアコンサルタントから説明を受け、その後近隣の商店街における「地域縁がわ事業」の取り組みを視察しました。

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特定非営利法人おーさぁの理念は「共生」であり、「地域と密着した共生型多機能施設」を目指しています。

高齢者と障害者の共生する施設は、数は少ないですが全国的には散見されます。それに子供を加えたものもまだ存在します。しかし、健軍くらしささえ愛工房」はそれらの3カテゴリーに留まらず、若者就労支援、生活保護者の自立支援や地域の場作りまでをも業務にするまさに「共生型多機能施設」です。

従って、高齢者と障害者のデイサービスがあり、保育所があり、若者や生活保護者の就労の場があり、カフェスペースがあり、そして商店街の空き店舗利用事業があります。

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介護業界では近年「小規模多機能型居宅介護」が注目されていますが、その視点からは分野横断的な究極の多機能施設と言えるかもしれません。

1.人こそ重要

●強い思いに勝るものはなし

同法人の設立は10年前に遡ります。当時、建軍県営団地の建て替えの計画が上がり、一階部分を国内で類を見ない共生型施設の運営を県が運営する主体の募集をかけました。

精神科の医師でもあり、医療法人と社会福祉法人を経営していた小笠原理事長がデンマーク型の共生型の福祉のよいところを実現するための施設を作ってみたいとの強い思いで公募に申請したとのことでした。

当初は社会福祉法人での申請を検討していましたが、インフォーマルな活動を行っていくためにはNPO法人の方が適していると考え、医療法人や社会福祉法人が公募に応じる中、NPO法人としてプレゼンを行い、選定されました。

「社会福祉法人は経営が安定しているが制度に縛られる。NPO法人は経営が安定していないが制度に縛られない」との理事長のお話は両制度の違いを端的に表していると受け止めました。

しかし、開所後数年は赤字が続き、理事長が遅れて説明会場に来る前の施設長の説明では、「相当理事長が寄付や借財」を負担したとのことでした。思い無くしてはできないことです。

なお、県は箱の建設費用はもつが運営については自立運営を求めて公募をかけており、施設スペースの賃貸料年間700万円程度をしっかり県に収めているとのことです。また、行政からの委託事業は受けているが、補助金は受け取っていないとのことでした。

●行政のトップが福祉に精通していることの重要性

この手の話をするとき、理事長の熱い思いにばかり焦点がいきがちですが、私がもう一つ着目したのが国内に類をみない共生型施設を作ろうと発案した県の姿勢です。

実は当時の県知事は潮谷義子さんで、全国で2番目に女性として知事になられた方でした。その経歴が非常に興味深く、日本社会福祉事業大学(福祉の東大とも評される)を卒業後、佐賀県と熊本県で社会福祉主事を務め、慈愛園乳児ホームの園長をずっと勤めてきた方です。まさに福祉分野のエキスパートです。

ただ、通常このような福祉オンリーの人が政治の世界で知事になることはまずあり得ないのですが、前知事の福祉政策のブレーンとして副知事に抜擢され、その後の前知事の急死と、女性初の太田房江大阪府知事の流れもあり、知事となりました。偶然の賜物です。

このような福祉畑の知事の下、国内に類を見ない共生施設の取り組みが発案されました。

行政のトップに福祉に精通した人がなることで大きな取り組みの変化が現れることの好例です。

●適材適所

これだけ多様な取り組みを行う施設なので、全体を把握し、運営をしていく責任者は大変なのではと私は感じました。

施設長の宮川さんは元々社会福祉協議会にいらっしゃった女性で、理事長がお願いをして施設長になってもらったとのこと。説明を伺っていても、理事長の理念をしっかりと理解し私たちに伝えてくれました。

任せる人に適材適所の方がいたというのも大切な要素だと感じました。



2.徹底した地域ニーズの吸い上げ

理事長曰く、「当初はここまで多機能なものは想定していなかった」とのことでした。しかし、職員を徹底的に地域へ歩かせ、座談会やワークショップなどを通じて地域ニーズを調査していった結果、このような類を見ない多機能型施設に変貌していったとのことでした。

例えば、若者就労支援は、コンビニでたむろする若者たちをなんとかできないかといった地域の声などから始まったそうです。若者の居場所をまず作るためにゲームをスペースにおいたそうです。そこで集まってきた若者の中から働きたい人には就労の場を提供し、例えばカフェスペースのバイキングの食事を作ったりして給与を得ています。そのことが自信となりさらなる資格をとったり、新しい適正が見つかり事務職になったりする人もいるそうです。

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こんな(ともすると適当な)感じで始まりました地域の若者支援が、今では県の委託事業として若者サポートステーションを受託し、平成25年度実績では5千人上の来所者がいるそうです。


また、私が施設に訪れたとき、施設長から職員の多くは現在地域を回っていますというお話が印象的でした。これは福祉技術では最も基本的な「アウトリーチ」ですが、ともすると多くの福祉施設や関係者がおざなりにしている部分です。この多機能さの背景に徹底したアウトリーチがあると推察するには十分でした。

なお、これらの地域回りを行っているのは精神保健福祉士、社会福祉士、臨床心理士、キャリアカウンセラーなどの専門職が中心です。

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3.適切かつハングリーな経営

●適切な経営なくして理念の実現なし

このような活動において「思い」こそ重要ですが、実はそれと同じかそれ以上に重要なのは「経営」です。

私が視察先に訪れた時にまず感じたのは、事務的なオペレーションがしっかりしていそうだという印象です。事務スペースが整然とし、仕事をする形になっていたためです。また、同団体は80人程度の雇用を創出していますが、社会保険労務士の職員もいることからもわかるように、雇用体制や労働環境にも気を配っているようでした。

そもそも、これだけ多種多様な事業を回すことは事務方がしっかりとしていなければできません。「NPOの基金は7万円だが事業規模は2億円」という理事長の説明がありましたが、億単位の事業を回していくことは、通常の企業並みの経営が担保されなければ非常に困難です。「県民としての当たり前の感覚を尺度とした透明性の高い運営をします。」という理念が生きています。

思うに、理事長が医療法人や社会福祉法人を運営している経験も相当生かされているのではないかと推察します。

いずれにせよ、思いばかりが先行し経営が続かなくなるNPOが多い中で、10年近くもしっかりとした経営を続けることは大変参考になります。

●お金が厳しい方が励みになる

理事長が社会福祉法人ではなくNPO法人を運営主体として選択したのは、制度に縛られずに柔軟なインフォーマルサービスを提供するためにより適切な主体がNPOだったからです。

ただ、それとは引き換えに常に財政的な不安定さを抱えていて辛い部分もあると率直な感想も述べられていました。しかし、「お金が厳しいから、励みになる」とも続けました。つまり、財源がないからどうやって作ろうかということに職員一丸となって思案するからです。

施設長が「行政には私たちのやっていることはできません。人件費が高いからです。」と述べられていましたが、裏を返せば費用対効果の合わない事業にも高額な人件費を払えるほどの安定基盤を持っている行政には「財源を自ら生み出し事業運営をする」ということを「熱心に考えること」が構造的に困難であることを物語っています。

安定基盤を持つことは好ましいことなのですが、その弊害としてイノヴェーションを起こすための「思考」という行為が失われがちです 。特にお金になりにくいインフォーマルあるいは制度の狭間の支援においては尚更です。

厳しい現状をハングリーな創造性につなげて、運営の原動力にしていく理事長の姿勢は大いに共感します。



以上、多機能なだけに他にもたくさん触れたいこともあるのですが、ここらへんで。

ただ、一点感じたことはこの施設自体は、デイサービス、保育所、就労支援のカフェスペースなどが複合的に入っており、毎月50万円以上の家賃がかかっていることからもわかるように非常に広いです。また、スタートアップのスペース建設費用については県費負担でもあります。

従って、このような形式の多機能施設を即ち他の施設で簡単にできるかといわれれば、ハード面、人材面などで簡単ではありません。

が、小笠原理事長的に考えれば、思いのある人が集まり頭を使って、ハングリーに進んでいけば色々なやりようはあるのだと思います。

ある特定の分野に限らず、様々な人たちの共生できる地域・社会を作ることを目指している私にとっては非常に刺激的な視察でした。

小笠原理事長、宮川施設長、キャリアコンサルタントの安川さんを始め、対応してくださった全ての方々に感謝です!

千里の道も一歩から

大 和市内訪問施設・活動:7件
神奈川県内訪問施設・活動:7件
神奈川県外訪問施設・活動:2件

参考:
特定非営利法人おーさぁのホームページ http://www.kengun.net/osa/panfu/

posted by 菅原直敏 at 22:05 | 介護・福祉の施設・活動を巡る旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月26日

産業労働常任委員会県外調査初日〜火山活動と風評被害にどう打ち勝つか

産業労働常任委員会の県外調査で、阿蘇火山博物館に於いて、「火山活動の温泉観光地への影響等」を調査しました。

阿蘇市役所と博物館の職員の方々にご説明を頂き、博物館内の見学を行ったり、遠巻きに目視ですが火山の雰囲気を眺めたりしました(但し、霧が濃いためよく見えず)。

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神奈川県の箱根山には現在火口周辺警報「噴火警戒レベル3」が発令され、一部入山規制が行われたり、噴火に関する正確な情報が国民に伝わっていない部分があったりで、観光客の減少が続いています。

阿蘇中岳は、平成26年8月30日に火口周辺警報「噴火警戒レベル2」が発令されました。その後も、孤立型微動及び火山性自身が多い状況で、火山性微動の振幅もやや大きい状態で推移しています。火口から半径約1km以内の立ち入りは禁止され、阿蘇山ロープウェーの運休などによる観光への影響も続いています。

神奈川県においても、大涌谷周辺(箱根山)の火山活動により観光への影響が出るなど、観光産業支援が課題となっており、熊本県や阿蘇市の観光への影響及び対応状況を調査することにより、今後の委員会審査の参考にすることが調査の目的です。

1.正確な情報を多様なネットワークで発信

 阿蘇では、日本人観光客の減少が一時見られたものの、外国人観光客を中心に客足が戻ってきているとのことでした。その背景として、阿蘇市や観光協会、博物館など阿蘇地域に関わる多様なネットワークで正確な情報を共有し、「何が問題で、何が問題でないのか」ということを的確に外部に発信していることが重要であると改めて感じました。

神奈川県でも箱根町などを後援しながら、県としても政策な情報を周知できるように外部への発信をさらに強めていく必要があります。


2.地元の人間の知見

 気象庁による噴火警戒レベルの発令は科学的な基準に基づいており重要ですが、一方で地元の住民の経験則も大切な判断要素です。阿蘇周辺に昔から住んでいる人にすれば、火山灰が降っている時に傘をさしながら通勤通学することもあったそうです。このような経験からどこまでが「危険でどこまでが危険でないのか」を発信している部分もあるとのことでした。

幸い、産業労働常任委員会には地元の高橋延幸議員が所属しており、委員会でも地元の知見や感覚が質疑に上がってきますが、行政からの情報では見えない気づかされることが多々あります。その他、多くの地域住民の知見も観光客の判断の材料の一つとして提供していくことも時として大切です。

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3.地元の思いや以降と県や国の支援をマッチさせること

 観光業の問題は第一義的にはやはりその地元の人たちが考えるべきだと改めて実感しました。そしてその上に適切な支援を県・国が行っていくことで初めて支援施策の相乗効果は生まれます。

本当に地元が以降に沿った形の支援になっているかという点は常に意識し柔軟に施策展開を図っていくことが本県においても大事です。

火山活動は自然災害ですので、安全のためには自然の摂理に従わなければならないことも少なくありません。一方、風評被害の類は事実を周知し観光客が適切な判断をできる状況で改善することができることを今回の調査から学びました。


千里の道も一歩から

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posted by 菅原直敏 at 17:00 | 調査活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月17日

介護・福祉の施設・活動を巡る旅15件目〜みなみ風(特別養護老人ホーム)

大和市上草柳にある特別養護老人ホーム「みなみ風」(社会福祉法人プレマ会)を視察してきました。

設置から10年以上経っていますが、広々として非常に綺麗な施設です。 いつも地域回りの時に横目で眺めながら、緑の多い施設だなと感じていましたが、中も素敵でした。天気が良ければ、なお良かったです。

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施設長から施設だけでなく現在の介護制度のあり方についてのお話を伺い、その後施設内を見学しました。

1.介護職員の労働環境〜定員の根拠とは??

「1ユニットの入所定員は10人以下とする。」という基準がありますが、なぜ10名なのかということを厚生労働省の職員に施設長が質問したところ「根拠はない」とのことだったそうです。

一方で、高齢者福祉を専門とする大学教授などと研究をしたところ、利用者、労働者及び運営者の間の最適解は12名だそうです(当施設はたまたま12名だった。基準厳格化前のため。)。

法制度を作る側と現場との齟齬が現れた例と言えるかもしれません。時として規制が現場の柔軟な発想や運用を奪うこともあるので、制度設計する側ももっと現場のことを知る必要があると私は考えています。

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介護職員の処遇の話にもなりました。当施設は3交代制ですので、十数時間に及び長時間勤務がありません。「なぜ3交代制なのですか?」という問いに対しては、「集中力が続かないでしょう?」との答え。当たり前すぎるお答えなのですが、この当たり前のことが日本の労働法規の中では看過されていることが残念でならないです。このように実践する施設が増えることで変えていくしかありません。

2.社会的資源の活用

「特養の単なる増設は、県立高校100校計画のようなものだ」とはお互い一致しました。特養を増設するには税金も多額に必要ですし、地域によっては空室が目立つ特養も出始めています。良質な介護職員の確保も課題です。さらにピークを過ぎれば、現在の県立高校と同じように統廃合の議論が浮上するはずです。

施設のみに目を向けるのではなく、社会資源全体に目を向ける必要性についてお話をお伺いしました。例えば有料老人ホームは入居率が低いところも出てきているので、様々な形態の施設を全体のストックとして捉え、有効活用していく制度運用も検討する必要があります。

また、地域全体を一つの施設として捉えるならば、夜間巡回サービスなどを活用することで、自宅自体を居室と仮想することもできます(これこそが地域包括ケア??)。施設に例えるならば道路が廊下です。

特養のような施設の増設ばかりに目を向けるのではなく、社会的資源の有効活用によって対応をしていくべきではという施設長の基本姿勢は大いに共感するところです。

いずれにせよ、制度設計する役人や意思決定する政治家の中に、現場の多様なあり方をもっと把握した上で制度設計・運用の議論に臨む人が増えてくることと、社会的資源の活用に対する住民の意識変革が重要だと改めて感じました。

3.ボランティアの多さ

「年間延べ2000人のボランティアが関わってくれている」とは施設長の弁。中には毎日のようにお手伝いに来てくださる方もいるとのこと。特養はともすると敷居が高いのですが、地域のボランティアを積極的に受け入れ、また職員を地域に積極的にかかわらせようとする施設長の考えは非常に大切だと思いました。

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以上、大和の特養初視察ですが、非常に有意義なものとなりました。対応してくださった施設長の古谷田さん始め職員・ボランティアのみなさん、ありがとうございました!

大 和市内訪問施設・活動:7件
神奈川県内訪問施設・活動:7件
神奈川県外訪問施設・活動:1件

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2015年07月12日

介護・福祉の施設・活動を巡る旅14件目〜ゆいま〜る高島平


団地マニア(!?)として、かねてより行ってみたかった高島平団地(東京都板橋区)に行きました。

高島平団地で「サービス付き高齢者向け住宅」を展開する「ゆいま〜る高島平(株式会社コミュニティネット)」の取り組みを見学するためです。

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高島平団地は、1972年に入居を開始した大規模集合住宅で、当時の日本住宅公団(現UR)が造成しました。賃貸・分譲を合わせると総世帯数は10,170戸であり、1990年代初頭のピーク時には2万5千人の人口(高島平1〜9丁目では5万人以上)を超えていました。

昭和を振り返る映像では必ずと言っていいほど出てくるレジェンド団地で、当時団地に住むことは最先端のライフスタイルだったそうです。

1.団地再生〜ハードではなくソフト

ゆいま〜る高島平のサービス付き高齢者向け住宅(以下住宅とする)は、団地内の部屋をリノベーションして、そこに生活支援サービスをのせるという一般的な取り組みです。
しかし、この事業の興味深い点は、「団地再生プロジェクト」にありがちな内装をリノベーションして提供することに主眼を置くのではなく、それらを通じてコミュニティ作りのあり方自体を再構築していこうとしていることです。

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例えば、形式としては一棟あるいはワンフロアを貸し切って全てをリノベーションするのではなく、一棟121戸ある団地内に30戸がアットランダムに配置されています。つまり、集約型ではなく分散型です。
ここには、高齢者のみが集約して集まって生活するのではなく、様々な世代の人たちが混住している当たり前の生活があります。多世代かつ多様な人たちが共生していくという企業理念がここに現れています。
また、リノベーションをしている「住宅」ではない世帯でも「サービス付き」の方は生活支援サービス費を払えば利用できます。

このような運用は、内装のリノベーションというハード面からのみ考えていると、なかなか思いつかない部分であり、はっとさせられました。

2.コミュニティスペース

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ゆいま〜る高島平の興味深い点の2つ目は、フロントがコミュニティスペースを形成しており、さらに板橋区内の他のコミュニティスペースとの連携を「いたばしコミュニティスペース連絡会」という形で行っていることです。
これは住宅の入居者だけではなく、高島平団地あるいは周辺地域の人たちも含めていかなるコミュニティを再構築していくかという点に焦点があるということです。毎日13〜15時の間、事務所スペースを解放し「高島平団地で暮らし続けるしくみをつくる会」やセミナー、趣味、サークル活動など様々な地域住民の取り組みが展開されています。

しかし、私がさらに興味を持ったのは、連絡会を構成するコミュニティスペース(現在14団体・個人)が非常に多様であることです。高齢者を対象とするものももちろんのこと、若者、障害者、外国人、親子、商店街、地域など各団体の対象は様々です。また、主体もNPOや株式会社から個人まで様々です。

高齢者のみに偏らず、多世代・多種類の人や地域を念頭に入れ共生の取り組みとなっている点が私にとっては非常に感銘する点でした。共存・共栄・共生は私の活動理念でもあるからです。

実際、連絡会は定例の集まりやフォーラムを開催することで、お互いに良い刺激と気づきを与え合っているようでした。高齢者のみを対象にした団体や個人の連絡会ではここまでの発展性は難しいと思います。

3.サービス付き高齢者住宅

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ここまで当たり前のように使用してきた「サービス付き高齢者住宅」(略して「サ高住」または「サ付き」と呼ぶらしい)ですが、介護に従事する人間であっても意外と何をもってサ高住とするのかは曖昧だったりします。

最たるものは有料老人ホームとは何が違うのかという点。さらに、有料老人ホームに該当するサ高住もあったりするため、さらに分かりづらいのですが、実際に見学し、説明を聞いてみるとその違いは理解できました。

しかし、ゆいま〜る高島平に入居する人でも、事前説明を受けながらも入居後混乱する人もいるようで、高齢者の住まいや介護を単一的に捉えている一般の人と提供する側とのギャップを感じました。

担当の方の熱心な説明のおかげで、改めてサービス付き高齢者住宅とは何かという点について整理できたのも収穫です。

以上、諸々触れてみましたが、「団地再生による高齢者への住宅提供」という上部の部分ではなく、その奥に潜む「多世代・多種類の人・地域が共生できるための団地再生」という理念に共感させられた見学でした。また、リノベーションのビフォー・アフターを見られたのも良い経験でした。

長時間お付き合い頂いた生活コーディネータの野田さん、仲介して頂いた渡辺さん、ありがとうございました!

大 和市内訪問施設・活動:6件
神奈川県内訪問施設・活動:7件
神奈川県外訪問施設・活動:1件

千里の道も一歩から
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2015年07月08日

【7/9テレビ放映】菅原直敏の代表質問

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過日、菅原直敏が行った代表質問のダイジェスト版がテレビ放映されます。

日 時:7月9日(木)、18時30分〜
放送局:テレビ神奈川
番組名:神奈川県議会中継
番組表: http://www.kanagawa-pref.stream.jfit.co.jp/…


また、神奈川県議会のホームページでは、全ての内容が録画中継でご覧いただけます。

URL: http://www.kanagawa-pref.stream.jfit.co.jp/…

よろしかったら、中継を通じて県議会の雰囲気を感じ、菅原直敏の質問もご覧ください。

千里の道も一歩から
posted by 菅原直敏 at 18:20 | 最新情報・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月24日

介護・福祉の施設・活動を巡る旅13件目〜特別養護老人ホーム「第2新横浜パークサイドホーム(社会福祉法人千里会)」


特別養護老人ホーム「第2新横浜パークサイドホーム(社会福祉法人千里会)」を視察しました。

EPAを活用した外国人介護福祉士及び候補生の現状を知るためです。

1.生き生きした外国人介護職員

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 本施設では、インドネシア出身の方々を中心に29名の介護職員(介護福祉士15名、候補生14名)と2名の看護職員(看護師1名、准看護師1名)が働いています。

まずは、みなが笑顔で礼儀正しく働いていたことが印象的でした。当然、日本語での意思疎通も問題ないですし、専門用語を多用する日報や事項報告・ヒヤリハットなども拝見しましたが、丁寧な字で記録されていました。
職場での評価も高く、同僚とも打ち解けて仕事をしているようでした。

肝心の仕事内容についてですが、利用者の方々の声を私が聞いてみると、外国人であるということを気にする様子はなく、その人の介護に対して高い評価をしていました。

少しお話した程度ですが、外国人介護職員の方々の真摯な印象は、私自身本当に感動しました。

2.日本人と外国人の相違なく〜衣食足りて礼節を知る

 この施設の良いところは、外国人と日本人という分け方ではなく、あくまでも「仕事本位」で職員を評価している点です。この点は非常に重要で、「外国人=安い労働力」と短絡的な発想をする事業者や日本人が少ない中で、実は外国人労働者を適正に評価をし、適切な待遇で対応していくことが結果的には事業者にとってもプラスになることを施設長はよく理解していると感じました。

「外国人を安く使い、暮らしができない環境に置き、結果的に社会からドロップアウトさせてしまったら、治安の悪化や生活保護費の増大につながる」旨の施設長の考えは、素晴らしいと思いました。

「衣食足りて礼節を知る」

これは、日本人も外国人も変わりません。

もちろん、外国人介護職員の中にも過去まったく問題がなかったわけではなく、過去の失敗も含めて勉強をしながら、この施設にとってプラスになる外国人職員を受け入れています。

例えば、インドネシアの方であればイスラム教徒が多く、一日5回のお祈りが必要ですが、受け入れ段階で日本の文化や労働環境も説明し、日本の介護職員と同じように働けるという合意をとるなど、マッチングミスを防ぐ取り組みもしています。

施設長曰く、EPAは方向性としては良い制度ではあるが、運用にはまだまだ多くの課題があるとのことでした。

3.高層特養〜世界を巡りながら

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特別養護老人ホーム等の施設は何故低層なのだろうと、私はいつも思っていました。都市部においては土地の有効活用の面や集約化から高層の施設があっても良いのではないかと思っていました。
そしてこの施設は9階建てでした。ここら辺は建築基準や規制の関係もあるので、今度別途勉強をしたいと思います。

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2013年に開設されただけあって非常にきれいで、私も働いてみたいと思うような内装でした。また、ユニットの命名も興味深く、世界の都市の名前です。高齢者施設というとたいてい花の名前など奥ゆかしい命名が多いのですが、さすがは新横浜にある都会の特養、ハイカラです。ヨコハマから各都市への距離も記載する徹底ぶりです。

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以上、おおざっぱな報告ですが、この施設は施設長の経営方針と真摯に介護に取り組む外国人介護職員がいい形で調和している職場だと感じました。国内には外国人介護職員との問題を抱えていたり、お互いがウィンウィンの関係に立てない職場もあると思いますが、EPAの制度のメリット・デメリットを考慮しながら、優秀な介護職員が日本人・外国人の分け隔てなく活躍してくれるならば、日本の高齢化についても少しは明るい未来が見えると考えます。

対応してくださった牧野施設長を始めとした施設職員や外国人介護職員の方々、調整をしてくださった神奈川県職員の方々に改めて感謝を申し上げます。

大和市内訪問施設・活動:6件
大和市外訪問施設・活動:7件

千里の道も一歩から
posted by 菅原直敏 at 19:00 | 介護・福祉の施設・活動を巡る旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月23日

3年ぶりの代表質問

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本日は、@介護・保育について、A地方選挙制度改革について及びB神奈川県の基地対策についての3つにテーマに関して知事及び選挙管理委員会事務局長へ質疑を行いました。

自分の登壇順が来るまではなんとなく不思議な感じでした。改めて県議会の壇上で知事と直接相対する重みを、質疑を通じて感じました。

今回の質疑では知事より、

・ 県職員全員を認知症サポーターにすることを目指すこと
・ 認知症カフェの実態調査を行い、市町村の取り組みを支援すること

が答弁されました。

また、保育士試験については保育士試験の複数回実施を提案しました。「地域限定保育士制度」については、否定はしませんが行政事務の増大と労働者の尊厳の観点から、いくつかの指摘をしました。知事も私も最終的に目指す方向は同じと考えています。

その他、小規模多機能居宅型介護、ダブルケアそして介護職員の労働環境の改善などについて知事の考え方が答弁されました。


地方選挙制度改革については、郵送などによる不在者投票に関して「要介護5」という条件の範囲を拡大していくことを国に要請していくとの答弁を頂きました。併せて、訪問介護で投票の外出支援が運用でできないかを検討するように提案しました。


基地対策については、私自身の騒音解消に向けた決意を改めて表明し、知事の基地対策にかける決意を質しました。

落選後の福祉職としての実務経験がなければ今回のような質問はできなかったと思います。久しぶりで多少ぎこちない点もありましたが、私の議会人としての再スタートです。

千里の道も一歩から
タグ:代表質問
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2015年06月16日

介護・福祉の施設・活動を巡る旅12件目〜ヴィラ愛成(小規模多機能型居宅介護)


ヴィラ愛成(グループホーム・小規模多機能型居宅介護/大和市東)を視察しました。母体は横浜市瀬谷区の社会福祉法人愛成会です。

グループホーム併設型小規模多機能型居宅介護という大和市ではスタンダードなタイプです。
ケアマネジャーから概要を伺った後、施設内を見学しました。ちょうどオカリナを吹くボランティアの方と共にデイサービスと入居の利用者様たちがレクリエーションに勤しんでいました。

1.アニマルセラピー

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 この施設の特徴はアニマルセラピーを取り入れている点です。訓練されたセラピー犬が、利用者様たちに癒しを提供しています。施設の年間計画にも位置付けられ、予算化されています。非常に好評でセラピー犬を目当てに施設に遊びに来られる方もいるそうです。

残念ながら今回はセラピー犬が来る日ではなかったので、彼らには遭えませんでしたが、一般犬ではなくセラピー犬を導入しているという点で非常に興味深い取り組みです。
ちなみに、私は小さい頃に噛まれたことがあり犬が少しだけ苦手ですが、最近は恐る恐るですが戯れられるようにはなりました。

今度はセラピー犬を見てみたいです。

2.利用者本位

 この施設の良い点は利用者本位を追求している点です。

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 この施設では、利用者様たちが自発的に大和駅に続くプロムナードの清掃ボランティアをやっています。なんと、この取り組みはある利用者様の提案から始まったそうです。「まだまだ動けるのだから、人の役に立ちたい。」との思いからです。最初は数名だったそうですが、今では多くの方々が参加しているそうです。

また、利用者様達の楽団(?)、部活(?)のようなものが最近編成され、他の施設にボランティアで演奏をしに行く予定もあるとのことでした。

このように主体的に何かをしようとする利用者様達も素晴らしいのですが、働き手の立場で見るとこのような利用者様達の思いを実現していくことを許容している点がすごいと思いました。

施設はややもすれば、利用者様達の行動を制限しがちです。事故などを恐れるからです。しかし、この施設ではそういった恐れも承知の上で職員の方々のご尽力もあり、このような利用者本位の取り組みが行われているのだと感じました。

3.電子化

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この施設では、記録などにタブレット端末を用いています。記録の電子化はデータの統計的活用や記録の効率的管理の点で優れているのですが、職員の中にも使いこなせない者がいたりするので(技術面より心理面での導入障壁が高い)、中途で導入することには困難が伴います。

この施設も中途導入でしたが、研修会をするなどして職員も使えるようにしむけてきたとのことでした。

ビッグデータというと大げさですが、この結果利用者様の生活サイクルもデータ的にわかり、より良い介護に繋がっているとのこと。私の職場にも欲しいです。

また、利用者様達も自由に使え、動画を見たりカラオケをしたりもできるとのことでした。

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お忙しいにも関わらず、ご丁寧に対応して頂いたホームマネージャーの下澤さん始め、職員のみなさん、ありがとうございました!!

大和市内訪問施設・活動:6件
大和市外訪問施設・活動:6件

千里の道も一歩から
posted by 菅原直敏 at 21:52 | 介護・福祉の施設・活動を巡る旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月15日

FCV〜燃料電池自動車

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夜勤明け、そのまま県議会に向かい産業労働常任委員会に出席。

その後、県が推進するFCV(燃料電池自動車)に試乗。

FCVは、水素と酸素の化学反応を利用して発電し、モーターを回して走る車です。

ガソリン車と違い、副産物は水なので、究極のエコカーと言われることもあります(但し、水素をエコに入手できた場合)。

静音かつ加速がスムースな印象を持ちました。プリウスに近いかもしれません。値段は700万円程度。国県市の助成で半値程度にはなるそうです。

新しい環境技術に期待です。

千里の道も一歩から
posted by 菅原直敏 at 21:56 | 活動写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月08日

介護・福祉の施設・活動を巡る旅11件目〜介護老人保健施設「みどりの杜」

介護老人保健施設「みどりの杜」を視察しました。私が8年来親交を持たせて頂いている神奈川県議会議員の小島健一先生が理事長を務める社会福祉法人みどりの風が運営する老健です。

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何年も前から行きます行きますとお話をしていてようやく実現しました。また、老健は私が最も訪れたかった施設の一つです。それは、老健のことは座学ではたくさん勉強していましたが、医療と介護の中間的な位置づけもあり、現場無くして理解をすることが困難であったためです。

横浜市内の施設ですが、みどりの杜という名前の通り緑に囲まれた小高い丘に施設はあります。

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施設の敷地内に入ると、彫刻の森にも出展している芸術家が作った彫刻が出迎えてくれます。また、施設内に入るとまた芸術的な作品が出迎えてくれます。理事長の関心もあるためか、施設内のいたるところに絵画が展示されています。

応接室で、老健の現状などをレクチャー頂き早速施設内を見学しました。

入居者の方々が理学療法士や作業療法士の指導の下、リハビリテーションに取り組んでいました。デイケアも併設しているため、机に座り作業をしている利用者もいました。

●在宅強化型老健施設

老健とは「介護保険が適用される介護サービスで、在宅への復帰を目標に心身の機能回復訓練をする施設」です。従って、入所が前提の特別養護老人ホームと違い、結果的に回転率が上がらなければなりません。
しかし、実際は入所期間が1〜2年に及ぶことも珍しくなく、特養化している老健も少なくありません。そのような中、在宅復帰・在宅支援機能が高い老健に対して国も加算を高くするような改正を行いました。
みどりの杜はこの在宅強化型老健施設になります。以前は1年以上の入所期間の入居者も少なくなかったようですが、現在では回転率もあがり、在宅支援に力を入れています。

その結果、入居率が9割台半ばから8割台に後半に下がったようですが、加算もあり経営はトントンとのこと。今後は入居率もさらに上げ経営改善に取り組むとのことです。

経営上の不利益も受け入れながら、老健のあるべき姿を追求するその姿勢は素晴らしいと感じました。

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●職員を大切にする施設

小島理事長の経営理念は「まず、職員を大切にすること」です。給与面や待遇面でも経営努力をされている様子に共感しました。社会福祉法人の中には、経営者一族が経営を私物化し、そのしわ寄せを現場職員へよせる事例も散見されますので、この姿勢は働く側の立場としては非常にありがたいことです。
例えば、この施設には通常の施設にある「早番」「日勤」「遅番」「夜勤明け」以外に「中番」というシフトがあります。現場の職員の意見も取り入れながら、中間的な勤務形態である「中番」という勤務方法を取り入れたとのことでした。

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このような理事長の姿勢もあり、現場の職員も生き生きとしており、開設16年の施設でありにも関わらず、出戻りの方まで含めると15名前後の開所当時のスタッフが働いているとのことでした。
職員が笑顔で、離職率の低い現場は経営者がしっかりしていることの好例です。

●共生

クリーニング室を覗いた時、少し舌足らずな男性が働いていました。この施設では知的障害者の方にクリーニング室での仕事をしてもらっているとのことでした。
また、施設内の備品のいくつかは府中刑務所製のものでした。
ところどころに理事長の社会と共生をしていこうという思いを感じられ、共存・共栄・共生を活動理念とする私は嬉しく思いました。

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小島理事長始め、対応してくださった職員のみなさん、ありがとうございました!

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千里の道も一歩から
タグ:介護
posted by 菅原直敏 at 14:00 | 介護・福祉の施設・活動を巡る旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月28日

介護・福祉の施設・活動を巡る旅10件目〜レストラン レ・ドア


横浜市旭区の三ツ境駅から徒歩圏内にある「レストラン レ・ドア」で食事をし、その活動を見学しました。このレストランは就労継続支援A型事業所であり、障害を持った方々が働いています。株式会社まち・ふくが運営しています。

就労継続支援A型事業所とは、通常の事業所に雇用されることが困難な障害者に対して,就労の機会を提供し,生産活動等の活動の機会の提供を通して,その知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業のことです。雇用契約を結び利用する「A型」と、雇用契約を結ばないで利用する「B型」の2種類があります。

このレストランの主力商品はどんぐりです。それもマテバシイという品種限定。どんぐりをひいて粉にし、パスタやお菓子・お茶等を提供しています。

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欧風の建物の中に入ると、素敵な空間が広がります。私はアラビアータのパスタを注文しましたが、通常のパスタとは違いどんぐりが入っている為か少しふっくらもっちりしている感じです。食前には香ばしいどんぐりのお茶が提供されます。ワインも提供されていました。

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ウェイターはみな障害を持った方々。

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食後に2階の作業スペースを見学すると、障害を持った方々がみんなでどんぐりの殻を割って中身を取り出し、仕分けしています。女性の作業者の方が、どんぐりを拾いに行くことやどんぐりの種類等について熱心にお話ししてくれました。

私がこの就労所のよいと思った点は、お店の外観・内観も非常に素敵で、その雰囲気の中で提供される料理の質も高かった事です。障害者の方々がやっているからという理由ではなく、普通にまた行きたいと思わせるレストランでした。ワイン好きとしてはココファームのワインを合わせると、色んな意味でよいコラボになるのではとも思いました。

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就労継続支援事業所は運営が非常に難しいのですが、こういう取り組みが認知され、まわって行くように世の中にして行きたいです。

対応してくださった田中さん始め職員のみなさん、ありがとうございました!


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千里の道も一歩から


 
posted by 菅原直敏 at 17:37 | 介護・福祉の施設・活動を巡る旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

介護・福祉の施設・活動を巡る旅9件目〜げんきステーション より道一休

小規模多機能型居宅介護事業所「げんきステーション より道一休(社会福祉法人敬愛会)」を見学しました。

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大和市南部・福田の閑静な住宅街の中に一休は存在します。外観は見ての通り一般の住宅を転用しています。開所から8年程になるそうですが、私はこの道を通る度に一体全体中はどうなっているのだろうと気になっていました。

その後、自分自身が介護に関わるようになり、小規模多機能型居宅介護というものを知り、一休がその事業所だと知り、ますます興味を持つようになり、今回の見学の運びとなりました。

中は、まさに一般の住宅。施設管理者の方が「第二の我が家」を目標としているとおっしゃるだけあり、本当に家でした。ただ、介護事業所ですので介護に対応できるように所々改修はしてあり、2階へのエレベータもあります。

リビングに行くと11名程の通所介護の利用者さん達がおりました。みなさん笑顔で楽しそう。それもそのはず職員の皆さんも笑顔で楽しそうだからです。

しばし、利用者さん達と歓談し、居室やお風呂等、事業所内を見学しました。元々が住宅なので、各居室もアットホームでした。「こういう雰囲気が逆に落ち着く方も少なくない」とのこと。ここにも第二の我が家の理念が生きています。

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お風呂は一般の浴槽を介護用に改修した為、広さは家庭のお風呂と変わりません。介護度が高い利用者さんもいるため、職員の負担も時として大きいとのことでしたが、「お風呂に入れる生活が人間らしい生活」との温かい考えの下、看護師の職員さんが入浴介助を行っていました。負担は大きいでしょうが、看護職も介助に関わる事は利用者さんの状態観察の点でも意義深いと思います。

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極めつけは昼食です。職員の方が手際よく作っているのですが、これが家庭的で美味しそう。と口に出してしまったばかりに、ご配慮を頂き、私も利用者のみなさんと一緒に厚かましくも昼食を頂いてしまいました。

かやくご飯にブリ大根、汁物にさらに副菜3品。

美味しい。非常に美味しい。

これらを手際よく仕上げてしまう職員の方も凄いですし、利用者さん達もおいしいと楽しく召し上がっていました。

大和市内にはいくつかの小規模多機能型居宅介護事業所がありますが、一般の家を転用しているのは現在のところこの一休のみです。

空き家の増加が叫ばれる中、各家庭の介護力を上げる為には、地域の住宅街の一般宅を小規模多機能型居宅介護事業所に転用することは、費用面からも実体面からも大きな可能性があると私は考えています。

改めて、創意工夫こそが小規模多機能居宅型介護の真骨頂と感じた見学でした。

対応してくださった池田さん始め職員のみなさん、ありがとうございました!!

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千里の道も一歩から
posted by 菅原直敏 at 16:49 | 介護・福祉の施設・活動を巡る旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月15日

菅原直敏報告会(第214回なおスクエア)

神奈川県議会議員選挙当選後初の報告会を行います。

是非、お越し下さい。

【日 程】5月16日(土)
【時 間】14〜15時半(13時半開場)
【場 所】大和市生涯学習センター204特別室
【テーマ】4年間の活動方針と決意
posted by 菅原直敏 at 10:34 | 最新情報・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月12日

神奈川県議会第2回定例会開会



約2年半ぶりに神奈川県議会の本会議場に入りました。見知った顔も多いので馴染みの感覚を持ちながらも、新人議員のような緊張感も併せ持って座席に着きました。

座席番号は68番。

会派は、維新の党・無所属神奈川県議会議員団(6名)に所属します。無所属で当選した私を快く仲間として受け入れてくれた同僚に感謝です。

6月には早速「代表質問」に立つ事になりました。個人的には「一般質問」から出直したかったのですが、会派の皆さんのご配慮を頂きました。

委員会としては、厚生常任委員会自体が会派に割り当てられなかった為、今年は厚生常任委員会の所属にはなりませんでしたが、ヘルスケア・ニューフロンティア政策特別委員会の方で、私の介護に関する知見を生かしていきたいと思います。商工労働常任委員会では、私自身の会社員としての立場も踏まえ、労政についても提言を深めていきたいと思います。

また、会派においては政策調査会長を拝命し、会派全体の政策責任者となりました。

改めて神奈川県議会議員菅原直敏を宜しくお願いします。

千里の道も一歩から

●所属委員会
産業労働常任委員会
ヘルスケア・ニューフロンティア政策調査特別委員会
予算委員会

大丸1︎会派役職
政策調査会長
posted by 菅原直敏 at 17:00 | 神奈川県議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月26日

【本日投票日】大和市長・市議会議員選挙

本日、大和市長・市議会議員選挙が投開票されます。

私は、

市議会議員候補予定者の

あかみね太一大和市議会議員


佐藤まさのり大和市議会議員


と市長候補予定者の

村上ひろみつさん


の3名を推薦しています。

また、市議会議員候補予定者の

山本光宏大和市議会議員


を支持しています。

是非、本日は投票に行ってください。20時まで投票できます。

千里の道も一歩から
posted by 菅原直敏 at 09:13 | 最新情報・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月18日

大和市長・市議会議員選挙〜支えてくれた多くの仲間達

4月19日(日)より、大和市長・市議会議員選挙が告示されます。

私は、

市議会議員候補予定者の

あかみね太一大和市議会議員


佐藤まさのり大和市議会議員


と市長候補予定者の

村上ひろみつさん


の3名を推薦しています。

また、市議会議員候補予定者の

山本光宏大和市議会議員


を支持しています。

是非、4月26日(日)は投票に行ってください。


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支えてくれた多くの仲間達

県議選投票日の4月12日、私が当確を知ったのはちょうどトイレ介助で入居者様が用を足している時に、外でテレビを眺めている時でした。NHKで菅原直敏当選確実のテロップが流れたのです。全国広しと言えども、仕事中しかも排泄介助中に自分の当選を知った候補者は私だけでしょう。当然、候補者は選挙事務所等で支援者に囲まれて開票を見守るものだからです。私の過去5回の選挙も実際そうでした。

入居者様が用を足し終えると、「○○さん、私当選しましたよ。」と最初の報告をしました。認知症の方なのでもちろん意味は理解されていないでしょうが、なんとも静かでささやかな当選報告でした。

その後、他のフロアで開票をテレビで見ていた同僚からお祝いの言葉を頂きましたが、程なくみな仕事に戻りました。

昨年の7月に正規の介護職員のまま選挙戦に臨むと公言し、私は実行しました。今回の自民党との接戦の結果もあってか、多くの人に「菅原さん、凄いですね」と声をかけられます。確かに、時間的・物理的そして経済的な制約の著しい中、並みいる国政政党の現職候補達と競り合ったわけですから、そのような評価は順当かもしれません。

しかし、私が思うのは本当に凄いのは私をずっと支え続けてきてくれた多くのボランティアの方々や市議のみなさんです。決して私ではありません。なぜなら、これだけ厳しい状況の中、圧倒的な活動量で私をトップ争いにまで押し上げてくれたからです。

彼らは私が国政に2度落選しようとも、周囲からどのような批判に晒されようとも、決して私の下を離れる事なく支えてきてくれました。私が3期目の県議として活動するにあたって、決していい加減な活動をすることがないと断言できるのは、このような多くの善意の方々の応援によるところが大きいです。

彼らは、私のいない開票所で、私の当選をあたかも自分の事のように喜んでくれました。この2年半の私のつらい境遇をともに共有してくれていたからでしょう。

明日からは大和市議会議員及び市長選挙が告示されます。ずっと表立って私を支えてきてくれた4名がそれぞれのステージに挑戦します。私を支えてくれていたボランティアの皆さんも今度は彼らの応援にまわります。

是非、皆さんが県議選で私にお与え頂いたお力を、今度は市政に挑戦する仲間達に頂けたらとお願い申し上げます。

千里の道も一歩から

菅原直敏
posted by 菅原直敏 at 21:49 | 最新情報・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月12日

当選にあたって(支援者に向けたご挨拶) 菅原事務所投稿

みなさん、本日は開票見守りにご参集ありがとうございます。

この文章が読まれているという事は、私が当選している事なのだと思います。本人不在の開票見守りになる事お許し下さい。おそらく、現在は職場で入居者様の介助を行っています。

さて、衆参議員選挙に落選してからもう2年間強となります。この長きに渡り、私をお支え頂きありがとうございました。

思えば、20代から政治の世界しか知らず来た私が、初めて大きな挫折を味わったのが2012年の衆議院議員選挙でした。その後、2013年の参議院議員選挙にも落選し、私は人生のどん底に落ち込みました。

落選直後は何をすればよいかも分からないほどの放心状態でしたが、多くの方々が私を支援してくださり人生の再起をはかることにしました。紆余曲折がありながらも、新天地を介護・福祉の業界に求め、文字通り「雑巾がけ」から介護職員として人生の再スタートをきりました。

また、併せて行っていた「大和市10万世帯を歩く旅」でご意見・ご批判そして多くの応援のお声を頂く中で、私は神奈川県議会議員として政治の世界でも再起する決意を昨年7月に表明しました。

この介護を正規職員として勤めながら、現職相手の県議選に臨むという前代未聞の取り組みに、社会的意義を見出だし、ご理解の上応援をして頂いた事にはこの上ない感謝ですし、私を通じて社会変革を行っていこうというみなさんの行動は私が胸を張れる誇りでもあります。

審判は下されました。私自身が県議選で訴えた公約を中心に、改めて新生・菅原直敏として、政治の世界でも歩みを改めて始めたいと思います。

最後に、私は当選しましたが私達の統一選はまだ終わっていません。私を自分ごとのように応援してきてくれた仲間達が後半選に勝ち抜いてこそ真の勝利です。

私も明日の夜勤明けから全身全霊で仲間達の応援に駆け回ります。是非、支援者のみなさんにおかれましても、後半選まで気を抜かずにお付き合いを頂けたら幸いです。

また、市議会議員のみなさんにおかれましては、何としてでも後半選に勝ち抜いて、私達の理念・政策を5月以降も共に訴えていきましょう。

千里の道も一歩から

平成27年4月12日

菅原 直敏
posted by 菅原直敏 at 23:00 | 2015県議選 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月11日

【本日】最終演説@南林間駅西口

最終演説の告知です。

いよいよ本日11日(土)、選挙戦最終日です。

19時半〜20時、南林間駅西口にて菅原直敏の最終演説を行います。

是非、菅原直敏の思いをお聞きにお越し下さい。

千里の道も一歩から

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posted by 菅原直敏 at 07:34 | 最新情報・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする