2016年03月10日

介護職の待遇改善について訴えたかったもの

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予算委員会初日でした。

私の質疑テーマは「川崎老人ホーム連続転落死事件を受け、高齢者虐待と介護職員の質と量の確保について」でした。

今回の質疑を通じて私が最も訴えたかったことは、「介護職の報酬の低さや労働環境の悪さといった現実を直視せずに、魅力だけを訴えていくことは問題の根本的な解決にならない」ということです。魅力の発信と待遇の改善は人材確保の両輪です。

来年度、県は11月11日に「介護フェアinかながわ」という介護のイベントに1,025万円の予算を計上しています。その目的をざっくりいうと「介護の魅力を発信し、人材の確保を促進すること」です。

私はこの「人材の確保を促進する」という目的には大賛成です。ただ、一部の頑張っている介護職員や事業所をとりあげて「万事がよし」といった発信のみでは成果を見誤ると考えています。

併せて、現状の介護業界が抱える諸問題を直視し、それらの問題に対して県が解決に向けて真剣に対峙するメッセージも必要だと考えています。一つのイベントに1000万円強の費用をかけるというのは私は少しかけ過ぎの気がしますが、せっかくこのような機会を設けるのであれば、介護の魅力の発信と併せて介護の魅力的ではない部分を撲滅するくらいの気概も示すべきです。

最後の知事の答弁では「委員のご提案も組み〜メッセージを発信したい」旨の答弁があり、一部は受け止めて頂けたようですが、他の分野における知事の思いに比してまだ弱い印象を受けました。

来年度もこの点は追いかけていきます。

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川崎老人ホーム連続転落死事件については、やはり2・3人目の犠牲者は出さずに済んだはずだというのが私の考えです。「一部にある人災という批判も完全には否定できない」というのはその点も含めた発言です。

答弁にあったように、県警死体取り扱い件数は膨大で大変な業務であるとは思いますが、県警の初動捜査にも多少の緩みがあったのではないかという指摘です。県警相手に厳しい指摘をするのはなかなか勇気もいるのですが、介護を仕事とするものとして、この点は看過できませんでした。

15分と質疑時間も短く、不完全燃焼な部分もありましたが、多少の補足も加えるとこのような感じです。

私は来週2日間、予算質疑の機会を頂いています。選挙と障害者福祉に関わる内容ですが、気持ちを新たに準備したいと思います。

とりあえず、質問調整に関わってくださった方々、答弁頂いた知事はじめ関係各位には感謝申し上げます。

千里の道も一歩から
posted by 菅原直敏 at 18:33 | 神奈川県議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする