
福島県立医科大学に併設するふくしま国際医療科学センターを調査しました。「復興に関わる全ての人との絆を大切にし、医療を通じて震災・原発事故からの福島の復興と光り輝く魅力的な新生福島お創造に貢献する」ことを理念としています。
同センターは、放射線医学県民管理センター、先端臨床研修センター、医療−産業トランスレーショナルリサーチセンター、先端診療部門及び教育・人材育成部門の5つの機能を持っています。
同施設は放射線にかかわる医療についての最先端施設として国内のみならず国外からも大きな期待を寄せられているとのことでした。

震災に起因する原発事故が、このような最先端施設の整備に繋がったことは皮肉な話かもしれませんが、井出孝利事務局長のご挨拶にもあった「マイナスをゼロにするのではなく、プラスにすることが復興だ」との言葉が印象的でした。
神奈川の多くの人たちにとって、震災は5年間の出来事となっている中、福島県では復興への取り組みが当然続いています。まして、放射線にかかる問題は現在ではなく、将来に渡って出現するする可能性もあります。
過去は変えることができません。あの惨事を糧に前に進んでいる同施設の知見が福島県民だけでなく世界各地の人たちの為に生きる成果になって現れることを期待します。
まさに、「千里の道も一歩から」です。
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